ドイツ 海外での悲劇が起きた真相
ようやく室内に入ることができた私は完全に疲れ切っていました。
そこの寮に住む人達がいっぱい出てきて、自分の部屋の情報を頼りにどこの寮なのかみんなで探してくれた。
ようやく自分の住んでいた場所が判明。
もともとエージェントから送られてきていた住所と違う…
たどり着けるわけがなかったのです。
靴もびしょぬれで分かったところでもう帰る気力もなく、泊めてもらいました。
寮生活初日の記事で書いたあることを忘れたための大事件…
そのあることとは到着した時点で自分の寮ともらった情報が一致しているかナビで確かめなかった事。それさえやっていればおかしな事に気づけたはず。これから海外に行く人は念のため確認した方がいいかもしれないです。
こんな境遇、1日にして日本に帰ろうかと思ったくらいやばい体験でした。
翌日、学校にその事を伝えたら学校は住所が変わる時はエージェントに伝えているからエージェントのミスとの事であった。
しかしもう一度呼ばれなんでこんな事が起きたか分かったので説明するとの事。
簡単に言うと、退職の都合で自分の担当エージェントが変わった事がありました。その変わったタイミングで語学学校から前の担当のエージェントに住所変更のメールを送っていたのです。
新しく変わったエージェントは住所が変わったメールを受け取っていないので、古い住所を私に送ってしまった。
その後に、「担当変わったので、こっちのメールアドレスに情報ください」と新しいエージェントが語学学校にメールを送った時には、語学学校スタッフが1ヶ月の休暇を取ってしまっていたのです。
つまり、隙間を縫うようにして起きた今回の奇跡的なトラブル。こんな事初めてと…
またですか。
どうやら奇跡的に運が悪い人間のようです。
エージェントに報告したら、学校に確認しますと言ったきり。
学校側は「大変だったね」のみ。
でもそんな運が悪い中でも、手助けしてくれる人は出てくる。
もしこの日オリエンテーションに行ってなかったら…
電車の乗り方教えてくださいと言っていなかったら…
少しお酒飲んでラインを交換していなかったら…
もしその人が泊めてくれるほどの人情味がある人じゃなかったら…
そんな偶然の積み重ねでなんとかくぐり抜けられた体験でした。
本当に人との巡りあわせって大事だと感じました。
ドイツに来る前は、海外で日本人同士で関わってしまっては良くないような記事をたくさんみました。私はそうは思いません。どこの国の人とか関係なしに人とのつながりはとても大切です。それが外国であった日本人であればお互いの情報も共有しやすいし、同じような悩みもある。それは日本であった日本人とも、外国であった外国人とも違うかなり貴重な存在だと感じています。
だから日本人とは絡まないのではなくて、それぞれ知り合った人の強味や良さと自分の良さを合わせていく事が大事だと思いました。日本人と絡むと外国人と交流が減るというのは外国人と交流できなかった言い訳であって原因は全く別の物だと思います。
そんな事を感じた学校初日でした。
そういえば、雨の中びしょぬれ3時間歩いて少し風邪っぽくなったんですが、マヌカハニーという物を食べさせてくれて、少し苦かったけど次の日体調不良なく過ごせました。