介護なしの老後を目指す ~認知症予防・筋力の維持~

海外留学の経験や旅行についても書いてます。

認知症予防~イミダゾールジペプチドって何?~

 

 

テレビで認知症予防に効果的な栄養素」

 と出てきました。

 

親と一緒に観ていましたが、答えが出る前に

「これはすぐ分かる!」

と自信満々に話していました。

 鶏肉に含まれている栄養素…

 

アラキドン酸かな?でもアラキドン酸は記憶力上げるけど、認知症発症率上がるというデータもあったようなぁ…

 

ビタミンB1が不足しても認知症になりやすいけど…鶏肉ってビタミンB1だったっけ?

※鶏肉はビタミンB2でした

 と、私知っています的につぶやいていましたが結果は「イミダゾールジペプチド

 

 

 

「あ、イミダゾールジペプチドね。知らないわ…」

 

 

 

言葉すら知らなかったです。

という事で少し調べてみました。

 

イミダゾールジペプチドはどんな効果?

認知症予防

題名で書いた通り、認知症予防に効果的だそうです。

久恒辰博先生(大学院新領域創成科学研究科)が①健常なマウス②認知症のような状態にしたマウス③②の状態にしたマウスにイミダゾールジペプチドカルノシン)を投与したマウスの3種類を使った実験をしました。

 

この3種類の群の記憶力を比較した実験ですね。結果、①と③がほぼ同じ記録を出した研究でした。もちろん②の群は結果は良くなかったです。

 

つまり、一度認知症のような状態になったマウスでも健常なマウスと同じ程度の記憶力になりましたという結果ですね。

 

実際にヒトでもイミダゾールジペプチドを摂取した群としてない群で比較する研究もされ、記憶力が優位に改善したとの報告です。(久恒辰博先生 食品成分による脳老化改善・認知症予防の可能性)

 

 そもそもイミダゾールジペプチドとはカルノシンアンセリン・バレニンの総称で、ヒトの体にはカルノシンしか無いみたいです。

 そしてこのカルノシンが強力な抗酸化作用があってそれが記憶力低下の防止に繋がっているとの事です。

 

 

疲労回復効果

カルノシン疲労回復を促してくれます。

カルノシンを構成する物質にβアラニンというものがあります。

効率的な筋力トレーニングを勉強されたことがある方はβアラニンという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?βアラニンは、筋疲労回復を促す効果があり、愛用する筋トレ家も少なくないはず。

前々から筋トレする人に必要なサプリメント?としてβアラニンがありましたが、βアラニンを摂取する事はカルノシンを体内で合成するためだったんですね。

 

 

と、全く知らない方からしたら急に意味不明な話をし始めた感じになっちゃいましたが、疲労回復効果としてはイミダゾールジペプチドは前から知れ渡っていたことでしたという自分の中の新たな発見を書いてみました。

 

 

 

イミダゾールジペプチドを摂取する方法

一番含有量が多いのは鶏のささみ・胸肉で100gあたり1200mgほど含まれています。

 

マグロやカツオにも100g当たり800mgほど含まれています。

 

1日に必要なイミダゾールジペプチド摂取量は200mgですが、鶏むね肉で摂取する場合は吸収率を考えたら手のひらサイズの100g程度の鶏肉を摂取した方が良いとの事です。

あ、だけどテレビでは50gで良いって言ってたなぁ…

後はパウダーを利用するのでもいいんじゃないかなぁと思います。

 

 

 

こんな感じで今回は認知症予防の素材を取り上げてみました。以前、他の食材も上げましたが、やっぱり肉、魚がよさそうですね。

 

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いつまでもフレッシュな頭でいられると良いですね。

 

 

イミダゾールジペプチドって初めて聞いたと思ったけど自分が持ってた本にもちゃんと書いてありました。。

 

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