ドイツ 学校初日3 海外生活で悲劇
携帯を失って途方に暮れる
近くにケンタッキーが見えたので入る。
店員に家が見つからないからこの住所調べてくれとずうずうしいお願いをした。
ここから2分だから頑張れと送り出され数分後に
ここ…どこ…の場所に戻っていた。
またケンタッキーに戻ったら今度は店員が充電器を貸してくれて、しかも店員の彼女をわざわざ呼んでくれて、送ってくれた。本当にありがたかった。
しかし、結局たどり着けずたまたま目的地付近にいるなんだか寮に詳しい風な人と店員の彼女が話をはじめ、寮を知っている風な人に引き継がれて案内してくれました。
目的地には着いた。けどやはり見覚えがない…
すでに10時を超えている…
もう一度エマージェンシーにかけたら、ドイツ語でガイダンスが始まったので寮を知っている風の人に替わったらこれはだめだみたいなリアクションをしていた。
そんな中その日日本人オリエンテーションで知り合った方から良ければうちの寮に泊まりにくるかと連絡が…
3時間重い荷物を土砂降りの中歩き回っていたため、体力と気力が尽き欠けていたため、神様のような発言に心が震えました。
寮を知っている風な人にそのことを伝え、もう歩きたくないからタクシーで行くことを伝え、別れを告げる。
再びケンタッキーへ…
さすがに店員はこいつはダメだって両手を上に挙げていました。
そりゃ彼女呼んで家に送り届けたはずの人間がまた戻ってきたらそうなる。
タクシーを呼んでもらい、友人の寮へ行く。1000円ちょっとで目的地につける事のすばらしさ…タクシーはこういう人間のためにあるんだとその時は思った。
そして目的地に到着。まずい…
どっちに動いたらいいかもわからない。
目印もない。
トラムの停留所もわからない。
ここまで来て合流できないのは本当に死ぬ…と思っていた時、真横の扉が開いた。
ヘブンズゲートに思えた。とにかくここで孤独の戦いが終わりました。