Mehr menschen generationに行ってきました。
Mehr menschen generationをご存知でしょうか。
日本語で言うところの多世代住宅というくくりになるかと思います。
ドイツが高齢者対策に始めた政策。子供からお年寄りまで一緒に住める環境をつくり、ボランティア精神を育む事を目的としているそうです。
ドイツに来てからそのような施設がある事を知り、とても興味を持っていました。
今回の一人旅はこれが一番の目的でした。
11時から見学会があり、距離70mのところに宿をとりました。
さすがにこれだけ近ければ迷子にならないだろうと思いました…
迷子になりました。
だいたいの場所は事前に確認していましたが、やはり私ほどの実力者であるとだいたいでは足りなかったようです。ナビで指していた場所はカフェ!そんな事あるかと思い他を探しました。
ナビで指し示す場所の近くに国旗がいっぱい掲げてあっていかにも多世代…というか多国籍感漂わせる建物に何かを待っている人が数人いました。ここだ!!と思い入りました。
結局なんの建物かわからないまま外に追い出されました。しかしここの住所はもっと右に行ったところとアドバイスをもらい、右に進んだらまたカフェに…
これはもう無理だと思い、電話をかけました。
私「私はあなたたちの見学会に参加したい。でも場所が分からない。」
相手「あなたが何を言っているのか私には理解できない」
私「私はあなたがいる場所の近くにいます。なぜなら見学会に参加したいから。でも場所が分からないから教えてくれ」
相手「あなたが何を言っているのかわからない」
私「オーケー、住所が合っているか分からない。だから正しい住所を教えてくれ」
相手「なんとかストラーセ 80」
もともと探していた住所は31。やっぱり住所が違ったと思って80番でナビを設定。
そこにあったのはゴミ箱でした。
おまえはゴミ箱に入っていろという意味だったのでしょうか。
その時点ですでに11時を過ぎ、まぁこれでたどり着けなかったら縁がなかっただけと割り切りました。
ホテルに戻って代わりに電話してもらおうかと思いましたが、その前に友達で一人行った事がある人がいたことを思い出して、電話を掛けたら出てくれて…
私「住所が31じゃないかもしれなくて…なんかカフェがあってサイトに載ってた電話番号に電話したら違う住所言われて…」
友達「住所合ってるよ。カフェで聞けば案内してくれるよ」
私「へ?」
その時に気づきました。きっと電話先の人は説明会の人ではなく、Mehr menschen generationの相談の人。だから何度言ってもかみ合わなかったんだと…証拠としては住所が違う所を言われたあたり、そんな気がする。
きっと語学のせいではないはず…
そして自分の適応力のなさにびっくりしました。
人に助けを求めるという頭はあったが、カフェで聞こうという考えが全くなかったので唖然としました。
実際にそのカフェに戻るとカフェ付近に人だかりが出来ていて、完全にこれだと把握しました。
高齢者が説明会にくるのが中心の中、若い日本人が遅刻してきた事で
「旅行客がイベントと勘違いしてたかってきた」風な目をされましたが、「やっと着いた」的な事をつぶやいてこっちも見学者だぜ風な態度で行きました。
実際の見学会はドイツ語のみなので…まるで理解できませんでした。
ただ見学はできたのでだいたいの様子はつかめました。
イメージは、日本の高齢者マンションと近い感じ。
もっと多世代を結ぶ画期的アイデアが盛り込まれているのかと思いましたが、観た範囲内では…
というのが第一印象。作業場みたいな所には若者しか来ていないし、思ったより共有スペース少ないし、すこーし思っていたイメージとは違ったかなぁというのが率直な意見です。
大きなシェアハウスという様子でした。
行くまでの話が長くなり、肝心の中身が薄かったと思いますが、また今度載せていきます。
帰りにエッセンにある世界遺産
「ツォルフォライン炭鉱業遺産」に行ってきました。
興味ある方は行ってみてください。
感想は言いませんが、私は15分ほどで帰りました。
そのあとフランクフルトによって翌日帰りましたが、そのあたりもまた後日書いて行こうと思います。